後藤はつのCollection

妙高夏の芸術学校

こちらのページの作者「赤倉ワクイホテル7代目」涌井大輔です

はじめまして。私、新潟県妙高市赤倉温泉にあります、赤倉ワクイホテル7代目・涌井大輔と申します。こちらのページは私の祖父のお姉さんにあたる、「後藤はつのおばあちゃん」の油絵をご紹介するページです。2016年9月1日で「113歳」を迎えましたが、2017年5月、残念ながらその生涯を閉じました。その時点で国内で6番目の長寿者だったようです。

 

103歳の9月、生まれ故郷の妙高高原で初めて個展を開き9日間で2660人もの皆様にお越しいただきました。2回目の107歳の9月に開催した際には1週間で3200人もの方にお越し頂きました。
2011年9月より毎年、お預かりしている絵画を赤倉ワクイホテル館内に全て展示させていただいております。(詳細は下記をご覧ください。)

 

73歳から絵を描くことをはじめたおばあちゃん。是非、ご家族のおじいちゃん・おばあちゃんにもこちらをお見せいただき、「私もがんばらなくちゃ!」とおばあちゃんの元気が少しでも皆様に伝われば幸いです。それではごゆっくりご覧くださいませ。

はつのおばあちゃんのプロフィール

いつでも今から

 

 

はつのおばあちゃんは明治36年、新潟県妙高高原赤倉温泉・東風館(現 赤倉ワクイホテル)に生まれ、妙高山の麓の山里で少女時代を過しました。

 

当時東風館は旅館のかたわらお豆腐作りもしており、そのおぼろ豆腐を岡倉天心さんにもお届けしていたというエピソードも。そのとき天心さんからいただくお駄賃(お菓子)がうれしく、妹たちを連れて通ったそうです。(岡倉天心さんは、はつのおばあちゃんが11歳の時に赤倉温泉の別荘にて亡くなられました。) 8人兄弟の長女、妹6人、弟1人。東風館(現 赤倉ワクイホテル)の5代目は6番目の弟となります。

 

20歳で結婚。
絵を始めたのは73歳の時でした。きっかけは長男の 『年をとって何もしないとボケちゃうよ、絵でもやったら!』という一言。 それまでは絵を描いた経験もなく、最初は戸惑いながら近くにあった絵画教室に通い、絵の手ほどきを受けるうちに、描くことが楽しくなり、油絵に熱中するようになりました。しかし、一時は家族と一緒に海外へ赴くことになり、習い始めた絵も中断再び絵筆を握ったのは帰国後、80歳になってからでした。はつのおばあちゃんが主に描くのは、ふるさとの懐かしい風景や凧揚げ、スキー、お祭り、柿もぎといった子供時代の思い出です。『絵を始めてからは、昔のことがいろいろ、それも鮮明によみがえってくる。今はそれが描きたくて仕方がない』とはつのおばあちゃんは言います。 カンパスの上に再現された思い出の数々は、細やかな描写と鮮やかな色づかいで、いずれも見事な出来栄えです。はつのおばあちゃんは年末の現代童話展に出品するために、毎年必ず100号の大作に挑戦してきました。カンパスに向かう はつのおばあちゃんは元気そのもの。 気分が乗ると、昼頃から夕方まで半日近くもほとんど立ちっぱなしで、絵を描くこともあったそうです。

 

何にでも挑戦する姿はただただ感心させられました。詩吟・百人一首・パズル、普段の生活の中で継続して楽しんでおりました。

 

2017年5月逝去。

 

おばあちゃんの略歴

年齢 事項
1903年 0歳 赤倉温泉に生まれる(涌井はつの)
1976年    73歳 油絵を始める
1986年 83歳 現代童画展 新人賞 受賞
1988年 85歳 現代童画展 会友佳作賞 受賞
1995年 93歳 NHK人生これから 出演
1999年 96歳 現代童画展 文部大臣奨励賞 受賞
2002年 99歳 NHKひるどき日本列島 出演
2005年 102歳 5月 後藤はつの 100号展 (銀座ナイン於)
2006年 103歳 9月 後藤はつの ふるさと100号展 (妙高高原メッセ)
2007年 103歳 6月 16日間 アメリカ西海岸旅行
2010年 106歳 5月 16日間 ニューヨーク旅行
2010年 107歳 9月 後藤はつの絵画展 (妙高高原メッセ)
2011年 108歳 10月 ニューエルダーシチズン大賞の 大賞を受賞
2012年 108歳 3月 原田泰治美術館に作品展示
2012年 108歳 5月 スカイツリーにのぼりました
2012年 108歳 諏訪市原田泰治美術館で絵画展「108歳の挑戦」を開催
2014年 110歳 飯綱町アップルミュージアムに作品展示
111歳 皇寿
2015年 112歳 妙高市役所にて妙高市誕生10周年記念特別展示「後藤はつの絵画展」
2015年 112歳 南魚沼市の池田記念美術館で「後藤はつの 112歳の絵画展」を開催
2016年 113歳
2017年 5月 逝去

 

 

大きな100号の作品を運んで、妙高高原メッセ、諏訪市、飯綱市、南魚沼市、妙高市役所と絵画展を開催してまいりました。いろいろなところで多くのみなさんにご覧いただけたら幸いです。
大きな夢は、新潟市のメディアシップで絵画展ができたらなと、実現にむけて頑張りたいと思います。


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