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入浴と相乗効果のある「食」選び

 「サラサラ血」づくりの大切さ

温泉療養の特徴として、「血行を良くする」「(抹消)血管を拡張させる」とう効果があります。
この効果が、万病を予防すると言っても過言ではりません。

一方、この効果を得る過程において、血圧を上げる等のリスクもあり、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞のような血管、血液が原因の症状には注意が必要です。

そこで、いわゆる「ドロドロ血」「ベトベト血」を解消し、「サラサラ血」をつくることにより、温泉療養の効果に相乗効果をもたらすことが期待できます。
この「サラサラ血」づくりには食事療法(意識的食生活)が必要になります。下記はその一例ですので、参考になさってください。



ドロドロ血(血中のコレステロール、中性脂肪が多過ぎる状態)

ベトベト血(血糖値が高い状態)

温泉入浴


血圧の急上昇、血栓等の危険性




サラサラ血

温泉入浴


末梢血管拡張、血行促進により万病予防



●入浴による発汗で、血液の粘度が高まりますので、入用前後に各々1杯ずつの水を飲む習慣をつけることも大切です。

 意識して摂りたい食材


「サラサラ血」をつくるために意識して摂りたい食材


(血液のねばりを抑制〜朝の一杯!)、オリーブオイル(オレイン酸)、マグロ(EPA、DHA)、青魚(EPA、DHA)、海藻(アルギン酸)、イカ・カキ・カニ(貝類、甲殻類のタウリン、亜鉛)、緑茶(カテキン)、納豆(完全食)、ヨーグルト(乳酸菌)、牛乳(カルシウム、カリウム)、日本酒(血行促進、善玉コレステロール増殖〜飲みすぎに注意、一日一合まで)、大豆(大豆サポニン他)、赤ワイン(ポリフェノール)、胚芽米(?−アミノ酪酸)、そば(ルチン)、(クエン酸)、にんにく(アリシン)、ナッツ類(オレイン酸他)、ごま(セサミノール)、トマト(リコピン)、青菜類(?カロチン)、緑黄色野菜(ビタミンの宝庫)、キャベツ・芽キャベツ(ビタミンC他)、ハクサイ(カリウム)、じゃがいも(カリウム)、玉ねぎ(「サラサラ血」の切り札!)、しいたけ(エリタデニン)、さつまいも(食物繊維)、レンコン(タンニン)、柑橘類(クエン酸、ビタミンC)、キウイ(ビタミンC)、りんご(カリウム、ペクチン)、バナナ(カリウム)、(タンニン他)、アボガド(オレイン酸)、あんず(ベータカロチン)



「サラサラ血」効果が特に高い魚介類


本マグロ(トロ)、ミナミマグロ(トロ)、はまち(養殖)、サンマ、キンキ、タチウオ、ブリ(天然)、いわし、サバ水煮缶、サバ、真鯛(養殖)、うなぎ蒲焼、ししゃも、サワラ、ニシン、カツオ(戻りガツオ)、金目鯛、タラコ、イサキ、あなご、カジキ、ホッケ、ヒラメ(養殖)、スズキ、真鯛(天然)、メバル、サケ、アユ(養殖)、アジ、ヒラメ(天然)ウニ、ツナ缶(油付け)



「サラサラ血」効果が特に高い野菜類


ニンニクの芽、ニンニク、ほうれん草、青じそ、ラディッシュ、パセリ、青ねぎ、にんじん、春菊、ニラ、トマト、インゲン、カブ、グリーンアスパラ、長ねぎ、大根の葉、ししとう、かいわれ、アサツキ、バジル、玉ねぎ、キヌサヤ、ブロッコリー、ピーマン、グリーンピース、ミツバ、クレソン、セロリ、サラダ菜、いちご、レモン、グレープフルーツ


以上を見てみると、旅館の料理には、「サラサラ血」づくりの食材がたくさんあります。
また、日本人にとって理想的な食事は、旅館の朝食とも言われます。

 食べ合わせについて

本来、日本で習慣とされていた「和食」の食生活は、健康増進においてほぼ完璧だったと言われています。
各々の食材の栄養価、栄養バランスもさることながら、「食べ合わせ」が素晴らしい知恵であったのです。

ここでは、和食の“食べ合わせの妙”の紹介とともに、西洋のサラサラ血づくりの知恵も併せて紹介します。
「サラサラ血」づくり、「抗酸化作用」(活性酸素除去)において、前記の食材を単独で摂るよりは、食べ合わせを考えた料理を摂る方がはるかに効果が高いのです。

そこで、ここに一例をあげてみます。


先人の知恵として日本で食べられてきた“食べ合わせの妙”


●「さんま」と「大根おろし」 → 大根おろしが消化を促進し、さんまの栄養吸収を助ける


●「じゃがいも」「わかめ」入り味噌汁 → カリウムが味噌汁の塩分を排出する


●「納豆」に「ちりめんじゃこ」(夏バテには「ねぎ」との組み合わせ)


●「冷やっこ」に「かつおぶし」と「ねぎ」 → 栄養吸収促進


●「豚肉」と「たまねぎ」 → 「サラサラ血」づくり


●「梅干」入り「おにぎり」 → 梅が保存料であり消化促進剤


●「おせち料理」の組み合わせ


●「いわし」と「梅」 → いわしと梅の煮付けは、「サラサラ血」づくり効果抜群



抗酸化作用の高い食べ合わせ


植物性と動物性の食材の組み合わせで、抗酸化作用が飛躍的に高まる組み合わせ

●「赤ワイン」と「牛肉」     → 赤ワインとステーキ


●「コーヒー」と「牛乳」     → カフェオレ


●「そば」と「ねぎ」       → ねぎ入りそばつゆでそば


●「味噌」と「しじみ」      → しじみの味噌汁


●「トマト」と「オリーブオイル」 → トマトサラダ、スパゲティ


●「しょうが」と「豚肉」     → 豚肉の生姜焼き


●「ウーロン茶」と「海老」    → ウーロン茶とエビチリ


●「キウイ」と「ヨーグルト」   → フルーツヨーグルト


★和の食材と洋のオリーブオイルの組み合わせで「サラサラ血」をつくる工夫

●「マグロ」「ひじき」「鶏肉」「豆腐」「いわし」にオリーブオイルを加えた料理


●「玉ねぎ」のみじん切りをオリーブオイルに入れ、すりおろしリンゴ等で味をととのえたドレッシング



 食べ合わせについて

当り前と思われがちな食事に関する知恵は、万病予防の法です。是非心がけておこないたいことをあげてみました。

★腹八分目

満腹状態は、消化能力を落とします。

★よく噛む


よく噛むことは、消化を助けるだけでなく、脳を活性化させたり、脂肪燃焼の効果もあるのです。

また、噛むほどに唾液が出ますが、発ガン性物質の90%は唾液の力で消滅させることができるのです。

少なくとも1回につき30回以上噛みましょう。普段は、自然に30回噛める習慣をつけ、消化の悪そうなもの、添加物等体に害がありそうなものを含む場合は意識して50回噛むように心がけましょう。

★寝る前には食べない(夜食は摂らない)


寝る前にものを食べると、睡眠中も消化器官が働くので、睡眠を妨げます。少なくとも寝る前2時間はものを食べないようにしましょう。

また、体の細胞は、午後10時から午前2時の間に分裂がさかんになるので、この時間は本来寝ていなければならないのです。夜8時までに食事を済ませ、10時までには寝るのが理想的です。

規則的な食事と早寝早起きは、当り前のことながら健康法の原点です。





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